~面接対策で決まる!転職の面接での不採用・採用のサイン~

転職活動で面接を終えた後、結果まで合否が気になって不安になることもありますよね。

ここでは面接官が面接中に表す傾向にある不採用のサイン・採用のサインについて解説します!より良い面接を終える為にご活用ください!

面接官の質疑に返答しても反応が薄い、目線が合わない、リアクションもかんばしくない、上辺だけの形式的な質問しかされないといった状況は、面接官に興味を持たれていない可能性が考えられます。

笑顔が見られず、「分かりました」「そうですか」といった最低限の返答のみで質疑応答が続く場合は、あなたの回答の内容に興味が持てないのかもしれません。

終始事務的な印象の質疑応答だった場合は、不採用の可能性があります。

最終面接などに進んだにも関わらず、基本的な志望動機や自己PRなどどこの企業でも聞いてくるような質問が続くなら、それは危険信号かもしれません。

不採用であったとしても即時面接を切り上げるわけにはいかず、形式的な質問で終わらせようとするケースが考えられるためです。

1次面接で質問されたような内容の繰り返しであったり、面接が進むにつれて踏み込んだ内容に変わらないと感じられる場合も面接を切り上げようとしている可能性があります。

3次や4次と面接が進むにつれて、通常面接官があなたに興味を持っているなら、あなたの回答に対して深掘りしてくるはずです。しかし軽く流されてしまうようなら興味を持たれていない可能性も考えられます。

もしも興味があれば、「なぜそう思ったのですか?」「あなたならどうしますか?」と回答に対する考え方などを尋ねる流れになるでしょう。

ただし最終面接で入社の意思確認がメインである場合、回答が丁寧で知りたいことが全てわかったため深堀りの必要がない場合もあっさりとした印象を受けることがあります。

圧迫面接などストレスに対して体制があるかなどを図る場合を除き、回答を真っ向から面接官に否定されるということは、不採用の可能性があるといえます。

例えば企業理念や社風と求職者がマッチしないと判断したら、面接官ははっきりと「合わない」「向いていない」という言葉を口にすることがあります。

直接伝えてもらった場合は、気持ちを切り替えて自分に合う会社を探しなおすのもひとつの方法です。

求職者が今まで培ってきたスキルやキャリアについての質問がない、または少ない場合は企業側が自社に求職者の能力を活かしてもらおうと考えてないのかもしれません。

採用したいと思う求職者に対して、企業は正確にスキルレベルを推し量りたいと考えます。

そのため、応募書類で知りたい情報が網羅されていたとしても、求職者本人に説明や補足を求める質問があるでしょう。口頭で説明していないにも関わらず特に質問されない場合は、採用を見送るケースが考えられます。

企業が行っている詳細な業務内容の説明や、自社の福利厚生など良い部分の説明がなかった場合、企業側はあなたの入社に対して消極的かもしれません。

特に内定前後の流れについての話が一切出なかったとしたら、落とされている可能性も考えられます。

面接時でなく後日連絡すれば良いと考えるケースもありますが、具体的に入社をイメージされている場合は流れを把握してほしいからと配慮するでしょう。

企業の採用担当者が面接中にメモを取らないということは、あなたの回答に興味を惹かれなかったか、そもそも採用する気がなく事務的な対応をして流している可能性があります。

ただし面接官も、細かくメモに残す人や要点だけメモする人、面接中はメモを取らないという人などさまざまなタイプがいるでしょう。

メモを取らないからと一概に不採用のサインとは言い切れませんが、求職者に対する興味の有無を判断するひとつの指標と考えることができます。

企業の説明や事業に関する説明が多いということは、求職者の自社理解を深めて欲しいという考えの現れだと言えます。

自社のアピールが少ないということはその求職者に対して興味そのものを持っていない、薄いという意味にもとれるでしょう。

こちらも後日伝えようと考えているパターンもありますが、採用したいと考える求職者に対しては自社をできる限りアピールしたいと考えるものです。

昨今の面接の風潮では、最後に「逆質問」の時間が設けられることが増えました。

ここで企業が確認したいことは求職者の入社意欲や企業側と求職者との間にズレが生じてないかです。

入社後のミスマッチを防ぎたいのは求職者だけでなく企業側も同じであり、できるだけ多くの情報を取得・共有したいと考えます。もし逆質問の時間が設けられなかったケースは、企業が採用を見送ることも考えられます。

時間で換算すると採用を考えている人材に対して、企業側は予定時間の2/3は費やします。

30~60分予定の面接で10~15分程度でおわった場合は、採用見送りの可能性が高いかも知れません。

後半は雑談で盛り上がったものの早く終わり、結果として肝心な話はあまりできていない気がする場合は注意が必要です。

ただし採用予定人数や面接対象者が多く面接時間が短縮されているケースや、端的な回答でスムーズに進み終了時間が予定より早くなるケースもあります。

 ヘアスタイルの乱れやスーツのしわ、靴の汚れ、ネクタイが曲がっているなど、ビジネスマナーに沿っていない格好や服装だと「清潔感に欠ける」「だらしない部分がある」と面接官に思われがちです。

人の第一印象は3秒ほどで決まると言われ、その判断材料の多くを目からの情報が占めるとされています。面接対策では服装、髪型、マナーの確認は怠らないように気をつけましょう。

面接官は仕事の合間に貴重な時間を割いて面接の時間を作ってくれています。

そのため面接の時間は限られており、質問に対する回答が長くなると、面接官も相手に十分な質問をすることもできずに困ってしまいます。

回答は結論から端的に述べ、補足するかたちが望ましいです。

質問の意図とは違う回答だと、面接官は聞きたいことが聞けない状態になってしまいます。

おのずと求職者に対する評価は下がってしまう可能性があるため、特に注意したいところです。

面接の場では、常に「面接官は何が知りたいのか」という質問の意図を意識しましょう。

・アイコンタクトがある

・柔和な表情である

・リアクションが大きく反応が良い

上記のような面接官のリアクションが引き出せれば、面接官が良いイメージを抱いている可能性が高いです。採用にも良い影響を与えているでしょう。

自社の事業内容の詳細や社風・現場の雰囲気など細かく説明があるということは、自社のことを求職者にもっと知ってもらいたいという考えのあらわれです。

企業側が求職者の入社後のことを考えてくれているということであり、ビジョンが見えていると捉えることができます。

採用されるサインである確率も高いでしょう。

企業が自社で働くことのメリットをアピールしてくれた場合は、それだけ入社してほしい気持ちのあらわれだといえます。

企業にとっては、採用する気がない人に自社の良さを掘り下げてアピールする必要性はありません。

より魅力的な企業だと知ってもらい、入社意欲を高めたいからこそ伝えてくれているのでしょう。

前職、あるいは現職の詳細やスキルについて熱心に聞かれる場合も、採用になるサインかもしれません。

求職者に対し、「スキルを活かしてどのような部署で働いてもらうか?」「どういった業務に向いているか」と採用後のイメージを前向きに考えてくれている可能性が見て取れます。

面接官がメモを取る理由に次の採用担当者へ情報を共有するという目的があります。

そもそも求職者に興味がないと面接官はメモを取りませんし、次の担当者により情報を共有しておきたいということは、採用に近づいているサインです。

回答を深掘りされるということは、その回答からあなたの本質や仕事に対する姿勢、価値観などを知りたいと思っていると捉えられます。

つまり自社とのマッチ率を図っているサインとも言えます。

話を深堀りして認識に相違がないとお互いに確認することは、双方にとってもメリットがあるため、企業にとっても採用前に行っておきたい工程なのです。

こういった面接官の質問は、求職者の入社を想定しているサインの可能性があります。たとえば下記のような質問があります。

・どこの部署で働きたいか?

・理想の上司の人物像について

・弊社でどのようなキャリアプランを考えているか?

こういった質問があった場合に、スムーズに応える用意しておけば内定がぐっと近づきます。

企業が他社の選考状況を質問してくるということは、他社の選考状況が気になっている証拠です。

求職者の採用を考えているなら、なおさら他社との選考状況を知りたいはずです。

このような質問も内定の可能性が高いサインの1つだと言えます。

企業にとって一番困るのは、人的リソースやコストを使って採用をした人材がすぐ離職してしまうことです。

そうならないためにも、登用したい人材が働きやすい環境を整えてくれる企業も多いです。

もし配属先やその近い場所の社員を紹介された場合は、今後働く人との顔合わせの要素があるため採用の確率は高いと考えられます。

次回選考のアドバイスがあるということは、採用を勝ち取って欲しいと面接官が良いイメージを抱いた証拠でもあります。具体的な例としては下記のようなものがあります。

・次回の面接担当者は◯◯部のマネージャーです

・次回の面接では◯◯業務のスキルについての傾向を見られます

・次回の面接ではキャリアプランを聞かれるので回答を用意しておいてください

・基本的な面接時のマナーが守れていない

面接時は「雑」にならないように心がけます。ヘアスタイルや服装だけでなく、言動にも注意して面接に挑むようにすれば、面接官にマイナスの印象を与えてしまうことを未然に防げるためおすすめです。

またスマートフォン等の電子機器の電源も切っておきましょう。

基本的なマナーの厳守は、面接へ真摯に向き合っていることの証明でもあります。

・転職軸があいまい、志望理由があいまい

転職理由として企業にアピールできるものが曖昧である、また志望動機がはっきりしないのは応募企業にマイナスのイメージを与えてしまうかもしれません

逆に主体性があり、具体的な転職軸や志望動機を示すことができれば好印象を持ってもらうことができるでしょう。

きちんと企業研究や自社理解を深めているかどうかを企業は見ています。

・面接の準備、練習をしていない

面接で緊張はつきものです。そのためいざ面接時に質問の回答に対して言葉が詰まったり、出てこなくなったりしないためにも、面接の練習をした方が面接が良い方向に進みます。

特に基本的な自己紹介や志望動機については予め用意しておき、練習を繰り返しておくのがおすすめです。

志望する企業ごとに求められる人物像にマッチした強みがアピールできると良いでしょう。

面接準備  

・大事なのは第一印象 

面接では第一印象が非常に重要です。また、人の第一印象は90%見た目で決まるとも言われています。特に大きな影響を与える要素は以下の3つです。 

・面接官の質問に答えられていない

面接官の質問については事前に用意しすぎていると、質問の意図とはズレた回答になってしまいがちです。

かといって準備不足でまったく回答できないとなると面接官に「コミュニケーション能力が不足している」「質問の意図を汲み取る能力に乏しい」など良くない印象を与えてしまうかもしれません。

まず落ち着いて質問の意図を理解した上で結論から回答し、そこから説明を肉付けしていくことをおすすめします。

・自分の有益性をアピールできていない=主体性が感じられない

「自分がどのように企業に貢献できるか」「そのために保持しているスキルや経験等について」の説明ができないと、面接官から「主体性が感じられない」と判断されてしまう可能性があります。

自分の強み、有益性を採用担当者に知ってもらうため、十分に企業の特徴を研究し、理解を深めた上で「採用されたら自分の強みによってどのように企業の利益に貢献できるか」をアピールすることが大切です。

結論、面接官のサインだけで採用・不採用を判断しないように注意が必要

ここでも紹介したように不採用のサインといったものは存在しますが、それだけで不採用だと決めつけるのは推奨できません。

企業の中には「すでに採用を決めていたので、面接は事務的に淡々と進めたため早く終了した」というケースもあります。大事なのはたとえ面接中に不採用のサインを感じたとしても動じずに、自信を持って面接を終えることです。

それでも準備に時間を掛けて臨んだ面接で相手の反応が悪ければ、ストレスを感じて他のことに集中できなくなってしまうこともあるでしょう。

転職面接は、入念な準備と対策、そして転職の専門家を頼ることで軽減できる負担があります。