卒業までに就職できなかった場合でも、在留資格を[留学]から[(継続就職活動のための)特定活動]に変更すれば、大学を卒業した後でも最大で1年間、日本で就職活動を続けることができます。
(継続就職活動のための)特定活動=卒業後も就職活動を続けるための在留資格
*この在留資格の期限は6ヶ月間ですが、1回だけ更新が認められるため、最大で1年間日本に滞在できます。
これに加え、2016年12月から下記の内容を満たすことで、さらに1年間、つまり卒業してから2年間就職活動を続けることができるようになりました。
<条件>
・就職支援事業を行っている地方公共団体(Local Government )から、就職支援事業の対象者であることの証明書が発行されている。
・大学などを卒業後2年目に就職支援事業に参加してインターンシップへの参加を含む就職活動を行うことを希望し、在留状況に問題がない。
・就職支援事業に参加して行う就職活動のための在留在留資格(特定活動、在留期間は6ヶ月間)へと変更することができ、さらに1回の在留期間の更新が認められます。
<この在留資格の対象者>
・大学(短期大学を含む)
・大学院の正規課程(Regular Courses )卒業者
・専門学校を卒業し、専門士の称号(Title of the specialized person)を取得した人
<申請時に必要な書類>
・在留資格変更許可申請書
・パスポート、在留カード
・在留にかかるすべての費用を支払える能力があることを証明する文章
・直前まで在籍していた大学などの卒業証明書(専門学校生の場合、加えて成績証明書、専 門士`の称号を有することの証明書、専門課程における習得内容の詳細を明らかにする資 料)
・直前まで在籍していた大学などからの推薦状
・継続就職活動を行っていることを明らかにする書類(就職活動記録、選考結果通知書類など)
※注意事項
1.多くの日本企業は、新卒採用(大学を出てすぐの人材)を中心に採用の計画を立ててお り、採用が決まっても、入社を次年度の4月まで待たされる場合がある。
2.通常の「新卒採用」とは違うスケジュールで活動しなければならないため、情報が集まり にくい。
3.活動する時期が通常よりも遅いため、就職を希望する場所に志望意欲が伝わりにくい。
4.内定をもらっても、次年度の4月に入社の場合、入社までの間「(内定者のための)特定活 動」の在留資格で在留を続けることができますが、就職活動とは活動内容が違うので、在 留資格変更許可申請の手続きをする必要があります。
※在留資格、わからないままにしないで!
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就職活動を進めるなかで「日本語ビジネスレベル」、「日本語ネイティブレベル」などと書かれた求人をよく見かけますが、果たして具体的にはどのくらいの日本語能力が求められているのでしょうか。
留学生の方が日本で就職をする時に、一番気になるのはやはり日本語能力だと思います。
就職活動を進めるなかで「日本語ビジネスレベル」、「日本語ネイティブレベル」などと書かれた求人をよく見かけますが、果たして具体的にはどのくらいの日本語能力が求められているのでしょうか。
仕事で必要な日本語レベルとは
日本語を母国語としない方々の日本語能力の基準となるのは、日本語能力試験(JLPT)です。
経済産業省(Ministry of Economy, Trade and Industry)が発表した「2019年度 海外ジョブフェア事業 語学レベル評価基準表」によると、「ネイティブレベル」の基準はN1であり、「応用会話レベル」の基準はN2です。
日本語能力試験(JLPT)
日本語能力試験には5つのレベル、N1, N2, N3, N4, N5があります。ほとんどの日本企業が求めている「日本語ネイティブレベル」はN1にあたります。
これは最も高いレベルであり、日常会話はもちろん、ビジネスでの会話や専門用語、スラングなども理解することができ、ほとんど日本人と同じようにコミュニケーションが取れるレベルです。
N2は、少しN1とは違いがありますが、日本語でディスカッションができるレベルです。
N1レベルの方であれば幅広い企業での活躍が見込めます。
N2レベルの方でも、営業やコンサルティングなどのように高度な日本語能力が必要な仕事は難しいですが、ある程度コミュニケーションが取れれば成立する仕事であれば十分に活躍ができるレベルです。
日本語能力試験以外に求められているもの
実際の仕事や日本人社員とのコミュニケーションでは日本語能力試験で求められる能力以外に書く力や高度な話す力が求められます。
就職活動では履歴書(Resume)やエントリーシートを日本語で書くこと、面接官と日本語で対話することなどが求められ、仕事では日本人との会議や商談などを日本語で行う必要があります。
日ごろからそのようなシチュエーションを想定した勉強や会話の練習をすることも大事です。
会社に入るためには面接を受けなければなりません。
日本の面接のやり方やマナーは、海外の面接とは大きく違います。
日本で就活をしている、就活をしようと思っている留学生にとって、この違いは大きな壁になるでしょう。。
会社に入るためには面接を受けなければなりません。日本の面接のやり方やマナーは、海外の面接とは大きく違います。日本で就活をしている、就活をしようと思っている留学生にとって、この違いは大きな壁になるでしょう。面接でのマナーができなければ面接どれだけあなたが優秀でも面接に受からない可能性もあります。そこで、この記事では日本での面接マナーについて紹介します。
これは会社によって変わりますが、面接は複数回にわたって行われます。特に大きな会社では応募する人が多いため、面接の回数は多くなります。
その中でも、一次面接では特にマナーが大切です。
なぜなら、一次面接では、時間が短く、また複数人で行うグループ面接が多いからです。
そのため、面接官は基本的な質問をすることがほとんどです。
ここで面接官が気にするところは基本的なマナーができているかどうか、また、一緒に働きたいかどうかを確認することが多いです。
面接で最後まで行くためにはやはりマナーを身に着けることが重要だということがわかります。
まず面接を受ける前に気を付けるべきなのが服装です。
最近では服装にこだわらない企業も増えていますが、何も指定がない場合はスーツを着ると失敗しないです。
また、強い香水や濃い化粧は人により印象が変わるので注意が必要です。
日本は時間を守ることに非常に厳しいので、必ず時間は守りましょう。
会場には遅くても5分前には着くように心がけると良いです。
身だしなみを確認する時間もあるとさらにいいです。
しかし、早く着きすぎると企業が準備をできていない可能性があり、迷惑になることもあるので注意が必要です。
もし早すぎてしまった場合は会場の近くで時間をつぶしてから会場に向かいましょう。
また、どうしても遅刻しそうな場合は、必ず電話などで連絡しましょう。
会場に着いたら、もう面接は始まっているという意識でマナーのある行動を心がけましょう。
また、面接を待っている間は大声でしゃべったり携帯を触ったりせず、静かに待ちましょう。
そして、面接のある部屋に入室するときはゆっくりとノックを3回します。
「どうぞお入りください」と言われたら部屋に入り、開けた扉のほうに向いて静かに扉を閉めましょう。
その後、面接官のほうに向き、「失礼します」と言って一礼してからイスに向かって歩き、自分の名前を言って、一礼しましょう。
イスに座るのは面接官が「おかけください」と言ってからにしましょう。
座った後はかばんを足元に置き、男性は手を軽く握った状態で、女性は手を重ねて膝の上に置きます。
<まとめ>
この記事では面接でのふるまい方、主に面接前から面接が始まるまでを紹介しました。特に日本ではこの基本的なマナーは面接ではとても大切です。皆さん、面接のときにはぜひ実践してみてください。