専門学校の就職サポートって?


「希望職種への就職」を前提にしたカリキュラムがあることに加えて、

専任の職員が在籍し、学生一人ひとりに対応する親身な就職指導ができるのが専門学校の強み。

就職ガイダンスは専門学校入学後まもなくスタート。

就職への心構え、企業研究の仕方、就職活動の流れや進め方など、定期的に開催されるガイダンスによって、自然と就職へのモチベーションが上がるように考えられている。

【専門学校の就職活動は学校主導型】


大学生の就職活動の場合、就職サイトを使って自力で情報収集や応募を行う人がほとんど。

 一方、専門学校の場合、学校に寄せられた企業の求人票から選んで就職するケースが大半のようだ。

さらに学校側では、学生が学んだ分野を生かせる就職先を開拓し、求人枠を確保するといったサポートも行っている。


【先輩VOICE】

「企業から学校へ直接求人票が届き、情報過多のインターネットやハローワークから探す手間が省ける」
(医療事務科・2019年卒業・女性・福岡県)
 
「就職課の先生がさまざまな企業と繋がりを持っていて、自分から先生に行きたいところをアピールするとその繋がりを使って紹介してくれる」
(ファッションマスター科3年・女性・愛知県)

【クラス担任制で、一人ひとりに親身に指導】


クラス担任の教員・就職指導部・キャリアセンターが協力して就職指導を行うことも、専門学校の特長。
専門学校はクラス担任制を取っていることが多く、自分のことを普段からよく知っている担任と、就職活動のエキスパートとも言える就職指導部のスタッフが、希望や適性をふまえて企業選びから相談に乗ってくれる。
また、キャリアカウンセラーが常駐している専門学校も多く、就職活動の悩みはもちろん、どうキャリアアップしていくかまで相談できるというから心強い。

【先輩VOICE】

「担任の先生からしっかりと面接練習や企業への応募など手厚いサポートを受けることができる。卒業生から身近な話を聞くことができる時間を設けてくれる」
(ホテル専門コース・2018年卒業・女性・東京都)
 
「カウンセリングでも進路の不安などを相談できるので、就職活動を行う前からでも、不安なことがあれば相談できる環境がある」
(社会福祉科2年・女性・茨城県)

【業界セミナー・企業説明会・実習など、さまざまな形で就職を応援】


ほかにも、専門学校ではさまざまな形で就職活動をサポートしている。主な取り組みを見てみよう。

◆業界セミナー
企業の採用担当者や業界の第一線で働く卒業生を学校に招き、仕事に関する話を聞くセミナー。

最新の業界の動向や採用情報をリアルに知ることができる。

【先輩VOICE】

「業界の関係者が多いので、仕事中の風景や裏話などが聞ける。現役の方達から、就職や上手くなるコツなどの講演会を聞くこともできる」
(アニメ科アニメコース2年・女性・福岡県)


◆企業説明会

卒業生が就職している企業など、複数の企業を学校に招いて行われる説明会。

 企業側も「この専門学校の卒業生を採用したい」という気持ちをもっているので、採用担当者との面談でもアピールしやすい。

【先輩VOICE】

「学校に色々な業界の方が話に来てくれる。そのまま面接もできた」
(トータルビューティ科・2018年卒業・女性・東京都)



◆インターン実習

実際に企業などに行って仕事をしながら実務を学ぶことで、実践的な力をつけることができる。

実施期間や時期、方法は学校ごとに異なり、必修単位としてカリキュラムに組み込まれているケースのほか、希望者のみが行う学校も。
【先輩VOICE】

「在学中に行うインターンシップの手助けがあり、そのまま就職に繋がるケースが多いと聞く。専門的なことを学んでいるのでインターン先の実習で実践できる」
(製パン専攻2年・女性・福岡県)



◆模擬試験・模擬面接

履歴書の書き方から教えてもらえるほか、試験対策のための講座や模擬試験も行われる。

面接も個人・グループ・ディスカッション形式など、さまざまなスタイルで指導してくれる。

【先輩VOICE】

「面接練習をたくさんしてくれる。過去の先輩の就活レポートが参考になる」
(国際ホテル&ブライダル科2年・女性・千葉県)



◆個別面談

就職に関する相談事がある時は、就職指導室やキャリアセンターなどで、いつでも面談を受けることができる。

 専任スタッフが求人データの中から学生の希望や適性に沿った就職先を探し、きめ細かいアドバイスをしてくれる。

【先輩VOICE】

「学年の人数が少ないため、進路について一人ひとり丁寧に面談をしてもらえる」
(看護学科3年・女性・東京都)



◆企業との連携

時代の変化によって、それぞれの職業に求められる力も変わってきており、“本当に活躍できる人材”になるためには、今の社会や企業のニーズに合った力が必要。

そのため、企業からの意見を反映したカリキュラムを用意したり、企業から派遣された講師による事前研修や講義を受けた上で実習に取り組んだりと、最新技術や業界の動向をふまえた知識やスキルを身につけられる専門学校が増えている。

【先輩VOICE】

「企業の方やプロの方を講師として迎えている学校だから、より現場に近い目で自分の能力を見つめることができる」
(ゲームグラフィック総合コース1年・女性・東京都)



◆卒業後のフォロー

卒業&就職した後のフォローまで徹底した学校も多い。

転職や再就職の相談に乗ってもらえるほか、卒業生のネットワークが強い学校では、社会人を対象にしたキャリアアップ講座が開かれることも。

【先輩VOICE】

「キャリアカウンセラーが常駐しており、卒業後も転職や再就職の際、相談に乗ってもらうことができる」
(診療情報管理学科・2019年卒業・女性・兵庫県)