高校卒業後、実家の飲食店の家業を2年程手伝った後、

その後は大手飲食チェーン店にアルバイトとして入社し、

調理や接客、清掃、シフト管理などをおこなってきました。
そのままフリーター生活を3年程続けた頃、

もっとスキルアップしたい、実家の家業に頼りたくない、

正社員になって家族を安心させたい、という気持ちが徐々に芽生えてきました。

働き方や自分のキャリア、将来への考え方が変化したタイミングで、

ちょうど上司から社員雇用のお話がありました。
飲食店での仕事は、お客様から直接感謝のお言葉を頂けることが何よりの喜びであり、

更なるやりがいを目指し、正社員として引き続き勤務することにしました。
正社員になってから3年が経過し、スタッフ育成の他、新たな業務を任されるようになりました。
また、アルバイト時代にはなかった予算達成への意識が強くなるなど、

責任も増した分スキルアップできているという確かな実感もありました。

転職のきっかけ

しかしもうすぐ30歳という節目の年齢目前になり、改めて今の働き方でいいのか？

もっと自分に合った仕事があるのではないか？という自問自答をする時間が増え、

再び自分のキャリアについて考え始めました。
顔見知りの常連さんも多く、店でお客様と交流する時間は本当に楽しく、

長年慣れ親しんだ職場環境も居心地が良い。

それでも30歳という節目を前に「自分を変えるチャンスは今しかない」と思い立ち、転職を決意しました。

エンジニア転職のきっかけになった、1本の動画

時代に合った働き方、転職を意識し始めたものの、特にこれがやりたいという仕事もなく、
転職活動もせずになあなあと1年が経過してしまいました。
漠然と自分を変えたいと考える中、たまたまYouTubeでエンジニアの仕事内容に関する動画をみつけ、思わず見入ってしまいました。
エンジニアという仕事は、転職サイトで見たことがあり、言葉だけはなんとなく認知している程度でした。

その動画を見て、飲食店で事務作業でのパソコン業務や1人で黙々と作業することが好きな自分にとって向いているのでは？
そして、リモートやオンラインでのミーティングなど、時代に合った働き方にも共感しエンジニア職への興味が湧いてきました。
1年間も動けずにいたのに、エンジニアへの興味を持ってからの行動は早く、すぐに3社ほど転職エージェントに登録しました。
そのタイミングで転職サイトを通じて届いたスカウトメールがきっかけで話を聞きに行くことになりました。

面談では既にに心が決まっていたので、担当アドバイザーさんに、エンジニア志望であることを伝えました。
飲食店勤務からITエンジニアへのチャレンジすることで、全くの未経験での異業種転職は現職からの年収アップは望めないこと、

年齢的なリミットがあることなど、厳しい話をお聞きしました。新たな挑戦だからこそ、足元ではなく将来を見据え、今何に投資するべきか、どんな未来を描くのか、アドバイザーの方にアドバイスをもらいながら今後の方向性を考えていきました。

30歳・未経験でITエンジニアに転身

これまでなかなか一歩踏み出せなかった理由として、面接への苦手意識がありました。
しかしエンジニアの道を進むと決めた以上、面接が苦手などと言っている場合ではありません。
働いていた店にも退職時期を伝え、有言実行せざるを得ない状況をあえて作って転職活動に臨みました。
その後、エージェントからいくつか求人を紹介してもらい、開発エンジニアやインフラエンジニアなどのポジションを募集している企業3社に応募しました。
苦手な面接や書類作成の対策はもちろん、選考中に生じた疑問点にも的確な助言を頂くなど、担当アドバイザーさんのサポートのおかげもあって、本格的に転職活動を始めてから1ヶ月半で転職先が決まりました。

入社の決め手となったのは、教育体制の手厚さです。

未経験からのチャレンジなので、一から研修を受けられる点に魅力を感じました。
また、給与体系がはっきりしており、福利厚生が充実しているところも好印象でした。
もちろん、エンジニアの仕事は自発的な勉強も不可欠です。
30歳の挑戦が実を結び、早く一人前のエンジニアになれるよう、努力を続けていくつもりです。

これから転職活動を始める人へのアドバイス

自分自身もそうだったのですが、自分の本当にやりたいことは何なのかを考えずに過ごしている人は多いと思います。
考えることをやめず、自分自身と向き合うことが大切ではないでしょうか。
また、転職エージェントを利用する際は、不安や疑問点などを徹底的にアドバイザーに聞くことが転職成功のコツではないかと感じました。

担当アドバイザーコメント

初回面談からITエンジニアへの思いを熱く語ってくれる方でした。
だた、ポテンシャルを秘めているものの、重い腰を上げられないでもがき苦しんでいる印象でした。
私は状況の整理をし「行動するリスク」と「行動しないリスク」を考えるお手伝いをしました。
30代で未経験の領域に飛び込むのは本当に勇気がいることですので、

現状維持を選択する方が多いです。
そんな中、行動すると決断し、辛く険しい道程を選定したM・Mさんは、

すぐに内定を勝ち取ることができました。
多くの求職者様を支援して来ましたが、これほどまで覚悟を持って面接に挑んでいる方は

なかなかお会いすることがありません。
本気になれば年齢など関係ないことを学ばせてもらった M・Mさんとの出会いに感謝するとともに、

エンジニアとしてのご活躍をお祈りしております！